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2014年3月5日
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、株式会社コタニ(本社:兵庫県、代表取締役社長:小谷 正博、以下「コタニ」)との間で、融資金額9,030千米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社三菱東京UFJ銀行、株式会社三井住友銀行及び株式会社みずほ銀行との協調融資によるもので、協調融資総額は12,900千米ドルです。
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本件は、コタニが、中華人民共和国(以下「中国」)において自動車用鍛造品(トランスミッション部品)の製造・販売事業を実施することを目的として新たに中国法人小谷(張家港)精密鍛造有限公司(以下「小谷張家港」)を設立するために必要な資金を融資するものです。
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コタニは、1974年の設立以来、自動車用鍛造品等の製造を手掛ける中小企業で、2014年1月に、中国に小谷張家港を設立しました。中国の堅調な経済成長に伴い、今後も自動車市場の拡大が見込まれる中、コタニは小谷張家港を通じた自動車用鍛造品の製造・販売事業の拡大を企図しており、本件事業により製造される鍛造品は中国国内の日系自動車部品メーカーを中心に供給される予定です。本融資は、コタニの海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、多様な金融ツールを活かした案件組成やリスクテイク機能を通じ、中国等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
- *1 2013年4月1日付お知らせをご参照下さい。