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2014年6月25日
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本プロジェクトは、REPが、インドネシア共和国西ジャワ州チアンジュール県ラジャマンダラ地点のチタルム川流域において、発電容量47MWの流れ込み式水力発電所を建設・操業し、30年間に亘りインドネシア共和国国営電力公社(PT PLN (Persero))に対して売電する事業です。
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インドネシア共和国では、今後10年間で年率8.5%の電力需要の増大が予想されています。本件は、関西電力がフィージビリティー調査の段階から主体的に関与するとともに、出資者として事業参画し、日本の技術を用いて長期に亘り運営・管理に携わる水力発電プロジェクトです。本融資は、日本企業の海外インフラ事業への参画を金融面から支援し、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
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また、本件は上下流に位置する既存ダム式発電所間の有効落差を利用し、上流発電所からの放流水を取水するもので、再生可能エネルギー源である水資源を有効に活用することで、CO2排出量の低減にも貢献するものです。
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JBICは、今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、日本企業による海外インフラ事業展開に貢献し、日本の産業の国際競争力の維持・向上を金融面から支援していきます。
注釈
- *1 2013年4月1日付お知らせをご参照ください。
- *2 プロジェクトファイナンスとは、主にプロジェクトのキャッシュフローを担保とする融資スキームのことです。