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- 輸出金融
2014年7月17日
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、本日、ベトナム電力公社(Vietnam Electricity、以下「EVN」)との間で、融資金額約202百万米ドル(JBIC分)を限度とするバイヤーズ・クレジット(輸出金融)の貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社三菱東京UFJ銀行(幹事行)との協調融資(協調融資総額は約338百万米ドル)であり、株式会社三菱東京UFJ銀行の融資部分に対しては、独立行政法人日本貿易保険(NEXI)による保険が付保されます。
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本件は、EVNがベトナム社会主義共和国(以下「ベトナム」)南部ビントゥアン省において超臨界圧石炭焚き火力発電所(600MW×2基)を建設するにあたって、三菱商事株式会社、韓国法人Doosan Heavy Industries and Construction他のコンソーシアムより、株式会社東芝製の蒸気タービン等設備一式を購入するための資金を融資するものです。
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ベトナムでは、堅調な経済成長を背景に電力需要が急増する一方、必要な発電所建設が追いつかず、電力需給が逼迫している状況であり、特に同国南部の電力不足解消は喫緊の課題になっています。ベトナム政府は、こうした状況を踏まえ、電力供給能力の拡充を国家の優先課題と位置付けており、第7 次国家電力開発マスタープランの下、自国資源の有効活用も踏まえた発電所の建設を推進しています。本融資は、JBICが日本企業による蒸気タービン等設備一式の輸出を支援することにより、日本企業の国際競争力の維持・向上に貢献すると共に、ベトナムにおける安定した電力供給による経済発展にも貢献することが期待されます。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、日本企業によるベトナム向け輸出や同国での事業への参画機会の拡大を金融面から支援していきます。