- 地域: アジア
- 一般機械・設備
- 輸出金融
2014年10月20日
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、17日、トルクメニスタン政府*1との間で、融資金額約696百万米ドル(JBIC分)を限度とするバイヤーズ・クレジット(輸出金融)の貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社三菱東京UFJ銀行、株式会社みずほ銀行、株式会社三井住友銀行及びドイツ銀行東京支店との協調融資によるもので、民間金融機関の融資部分には独立行政法人日本貿易保険(NEXI)による保険が付保されます。協調融資総額は約1,160百万米ドルです。
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本融資は、トルクメニスタン国営化学公社トルクメンヒミヤが、同国西部に位置するバルカン州ガラボガス市近郊において天然ガスを原料にアンモニア及び尿素肥料を生産するための化学肥料プラントを新設するにあたって、三菱商事株式会社等からプラント設備一式を購入するための資金に充てられるものです。
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本件プラントから生産された製品は主に、海外向けに輸出・販売される予定であり、同国化学セクターの発展に貢献することが期待されます。エネルギーセクターの多様化を促進しつつ高い経済成長率を維持しているトルクメニスタンでは、今後も石油・ガス産業分野におけるプラント新設の需要が見込まれているところ、JBICが本融資により日本企業による化学肥料プラントの輸出を支援することは、トルクメニスタンの石油・ガス産業分野における日本企業のビジネス機会の創出に繋がり、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、日本企業のプラント機器等の輸出や海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
- *1 トルクメニスタン国立対外経済関係銀行(The State Bank for Foreign Economic Affairs of Turkmenistan, 略称:TVEB)が借入窓口となり、融資関連実務を行います。