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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、15日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、株式会社三菱東京UFJ銀行(以下「BTMU」)との間で、東レ株式会社(以下「東レ」)による、ドイツ連邦共和国法人SolviCore GmbH & Co. KG (以下「SolviCore社」)の買収に必要な資金の一部を融資する貸付契約を締結しました。
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本件は、JBICがBTMUとの間で締結済のM&Aクレジットライン設定のための一般協定に基づき、BTMUを通じて融資を行うものです。
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SolviCore社が開発、製造及び販売する触媒層付き膜「Catalyst Coated Membrane(以下「CCM」)」や膜・電極接合体「Membrane Electrode Assembly(以下「MEA」)」は燃料電池や水電解装置の中核を成す重要な部材とされています。本買収により東レは、SolviCore社が有するCCM及びMEAの販売網及び技術を獲得し、欧州での販路拡大及び水素製造(水電解)、水素インフラ(圧縮・貯蔵)、水素利用(燃料電池)技術を用いた事業の更なる発展を企図しています。
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本融資は、日本企業による海外でのM&Aに必要な長期外貨資金を本邦金融機関と連携して機動的に供給することで、日本企業の海外における事業拡大や新たな事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携しつつ、日本企業による海外M&Aへの支援を行っていきます。
注釈
- *1 2014年7月1日付お知らせをご参照下さい。