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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、10日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1 の一環として、株式会社名古屋食糧(本社:愛知県、代表取締役社長:則竹 功雄、以下「名古屋食糧」)のタイ王国(以下「タイ」)法人RICE CREATION (THAILAND) CO., LTD.(以下「RCT」)との間で、融資金額21百万タイ・バーツ(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社りそな銀行との協調融資によるものです。
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本件は、RCTがタイのパトゥムターニー県で行う米穀関連製品の製造・販売事業に必要な資金を現地通貨建てで融資するもので、追加設備投資に充てられるものです。
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名古屋食糧は、1996年に設立された米穀卸を主体として米関連の加工食品製造、食料品小売、飲食店の運営を行う中小企業です。日系企業進出や日本食レストランの増加等を背景に日本食市場の拡大が見込まれるタイにおいて、名古屋食糧は2014年にRCTを設立しました。同社は現地で "自らが作るおコメを自らで販売する" 事を理念としており、今回の追加設備投資を通じ、現地での製造を通じた米穀関連製品の更なる販売シェア獲得を企図しています。
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本融資は、こうした名古屋食糧の海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。また、タイにおける日本食及び日本文化の普及への貢献が期待できるものであることから、「クールジャパン政策(平成28年1月)」及び「グローバル・フードバリューチェーン戦略(平成26年6月)」といった日本政府の施策にも合致するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、こうした現地通貨建て資金ニーズへの対応を含め、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、タイ等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
- *1 2014年7月1日付お知らせをご参照下さい。