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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、株式会社三菱東京UFJ銀行(以下「BTMU」)との間で、サトーホールディングス株式会社(以下「サトーHD」)によるブラジル連邦共和国(以下「ブラジル」)法人PRAKOLAR RÓTULOS AUTO-ADESIVOS S.A.(以下「PRAKOLAR社」)の買収に必要な資金の一部に係る貸付契約を締結しました。
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本件は、JBICがBTMUとの間で締結済のM&Aクレジットライン設定のための一般協定に基づき、BTMUを通じて融資を行うものです。
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PRAKOLAR社は、ブラジルのサンパウロに製造・販売拠点を持つプライマリーラベル事業*2大手で、主に同国のビューティ・ケア製品業界、医薬業界等向けのラベルを製造・販売しています。サトーHDは、近年、同社事業戦略においてプライマリーラベル事業のグローバル展開、特に新興国成長市場における事業展開を積極的に進めています。サトーHDは今回の買収により、PRAKOLAR社が有するブラジル国内の優良顧客基盤を活用し、有望な新興国成長市場の一つである同国市場において、既存のバーコード関連事業とともに、プライマリーラベル事業の展開を加速させることに加え、アルゼンチンで同事業を行う既存のサトーHDのグループ会社とも連携させ、南米市場において事業をさらに拡大させていくことを企図しています。
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本融資は、日本企業による海外でのM&Aに必要な長期外貨資金を本邦金融機関と連携して機動的に供給することで、日本企業の海外における事業拡大や新たな事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携しつつ、日本企業による海外M&Aへの支援を行っていきます。
注釈
- *1 2014年7月1日付お知らせをご参照下さい。
- *2 一般消費者向け商品や物流、医療用ラベルのデザインから印刷、加工、出荷まで一貫して行う事業。