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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、30日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1 の一環として、スカパーJSAT株式会社(以下「スカパーJSAT」)が100%出資するアメリカ合衆国(以下「米国」)法人JSAT International Inc.(以下「JII」)との間で、融資金額6,375万米ドル限度(JBIC分)の貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社三菱東京UFJ銀行、株式会社三井住友銀行及び株式会社みずほ銀行との協調融資によるもので、協調融資総額は2億5,500万米ドルです。
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本件は、JIIが、グローバルに衛星通信事業を展開するルクセンブルク大公国法人Intelsat S.A.と共同で実施する、アジア・太平洋地域を対象とする衛星通信事業(Horizons 3e事業)に必要な資金を融資するものです。
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スカパーJSATは日本唯一かつアジア最大の衛星通信事業者であり、日本のみならずアジアをはじめとした海外向けに広く衛星通信サービスを提供しています。スカパーJSATは中期経営計画でも海外衛星通信事業の拡大を掲げており、船舶・航空機等移動体向けのモバイル通信サービスや東南アジアなどの地上通信インフラ未整備地域での衛星通信サービスを推進対象分野としているところ、本融資は、このようなスカパーJSATの海外事業展開を金融面から支援することを通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
- *1 2014年7月1日付お知らせをご参照下さい。