- 地域: アジア
- 一般製造業・サービス業
- 中堅・中小企業
- 投資金融
2015年7月3日
-
株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、ヤマトエスロン株式会社(本社:大阪府、代表取締役社長:松下 俊治、以下「ヤマトエスロン」)のタイ王国(以下「タイ」)法人YAMATO-ESULON(THAILAND) CO., LTD.(以下「YET」)との間で、融資金額40百万タイ・バーツ(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、民間金融機関との協調融資によるものです。
-
本件は、YETがタイ東部のチャチュンサオ県で行うプラスチック製品の製造・販売事業に必要な資金を融資するものであり、工場拡張及び設備増設に必要な資金を現地通貨建てで融資するものです。
-
ヤマトエスロンは、1956年に設立された各種合成樹脂製品、各種ブラシ及び化粧品の製造・販売事業を手掛ける中小企業であり、1991年にYETを設立しました。優秀な労働力やインフラが整備されていること等を背景に、東南アジア等向け製造拠点として多くの日系企業がタイに進出しており、YETのプラスチック製品の受注も堅調に推移しています。そのような中、ヤマトエスロンはYETの工場拡張及び設備増設を通じたタイでの事業拡大を企図しています。本融資は、こうしたヤマトエスロンの海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
-
JBICは今後も、日本の公的金融機関として、こうした現地通貨建て資金ニーズへの対応を含め、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能を通じ、タイ等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
- *1 2014年7月1日付お知らせをご参照下さい。