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2015年7月31日
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、株式会社みずほ銀行(以下「MHBK」)及び株式会社三井住友銀行(以下「SMBC」)との間で、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社(以下「NTT Com」)によるドイツ連邦共和国(以下「ドイツ」)最大のデータセンター事業者e-shelter社の株式取得に必要な資金の一部を融資する貸付契約を締結しました。
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本件は、JBICがMHBK及びSMBCとの間でそれぞれ締結済のM&Aクレジットライン設定のための一般協定に基づき、両行を通じて融資を行うものです。
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e-shelter社は、ドイツでは最大手、欧州でも有数のデータセンター事業会社です。NTT Comは、本株式取得を通じて、今後もデータセンター需要の増大が期待される欧州大陸においても、データセンター事業の規模を大幅に拡大します。同社は、このように世界各地でのICTソリューションの提供能力を強化することで、顧客のニーズに、より幅広く対応していくことを企図しています。
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本融資は、日本企業による海外でのM&Aに必要な長期外貨資金を本邦金融機関と連携して機動的に供給することで、日本企業の海外における事業拡大や新たな事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携しつつ、日本企業による海外M&Aへの支援を行っていきます。
注釈
- *1 2014年7月1日付お知らせをご参照下さい。