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2015年8月4日
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、株式会社タイキ(本社:大阪府、代表取締役社長:中村 興司、以下「タイキ」)との間で、融資金額計1,680千米ドル(JBIC分)の貸付契約2件を締結しました。本融資は、株式会社三菱東京UFJ銀行との協調融資によるもので、協調融資総額は約2,400千米ドル相当です。
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本件は、タイキの子会社であるカンボジア王国(以下「カンボジア」)法人TAIKI (CAMBODIA) Co., Ltd.(以下「TCCL」)において実施する化粧品関連商品の製造・販売事業に必要な資金を融資するものであり、生産工場の建設に充てられるものです。
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タイキは、大手化粧品メーカーのOEM生産を主体として、メーキャップに欠かせない化粧ブラシや、パフ、スポンジ、スキンケア関係では、乳液やクリームなどの通常のスキンケアはもちろん、化粧マスク、クレンジングシート等の化粧品関連商品の製造・販売を手掛け、特許は世界中で800以上保有している特長のある中小企業です。1987年に営業拠点としてアメリカに進出したことを皮切りに、販売・生産の両面にて積極的なグローバル展開を図っており、国内外に販路を構築しています。競争が激化する化粧品業界において、豊富且つ質の高い労働力を持つカンボジアでの生産を通じ、よりコスト競争力があり質の高い商品を生産し、米・欧州及びアジア諸国における市場シェア拡大を企図しています。本融資は、こうしたタイキの積極的な海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。また、日本企業がカンボジアで行う事業に対して、JBICが融資を行うのは本件が初です。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、カンボジア等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
- *1 2014年7月1日付お知らせをご参照下さい。