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2015年8月28日
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、株式会社三井住友銀行、株式会社三菱東京UFJ銀行及び日本生命保険相互会社の各民間金融機関との間で、ブラザー工業株式会社(以下「ブラザー工業」)による英国法人Domino Printing Sciences plc (以下「Domino社」)の買収に必要な資金の一部を融資する貸付契約を締結しました。
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本件は、JBICが各民間金融機関との間でそれぞれ締結済のM&Aクレジットライン設定のための一般協定に基づき、各民間金融機関を通じて融資を行うものです。(買収総額約10.4億ポンド*2に対し、JBIC融資承諾額計約545百万米ドル限度)。
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Domino社は1978年に創業された英国の産業用プリンティング企業です。同社は、ペットボトルや食品の包装に賞味期限や管理番号等を印字するコーディング・マーキングの分野で世界有数の企業であるとともに、ラベル等の商品パッケージへのデジタル印刷の分野では、独自の印刷技術を持っています。ブラザー工業は、本買収を通じて、従来から展開してきた小規模オフィスや家庭向けのプリンター・複合機の事業に加え、産業用プリンティングの中でも今後成長が見込まれるコーディング・マーキングや、商品パッケージへのデジタル印刷の分野における事業基盤を獲得することを企図しています。
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本融資は、日本企業による海外でのM&Aに必要な長期外貨資金を本邦金融機関と連携して機動的に供給することで、日本企業の海外における事業拡大や新たな事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携しつつ、日本企業による海外M&Aへの支援を行っていきます。
注釈
- *1 2014年7月1日付お知らせをご参照下さい。
- *2 約15.9億米ドル相当です。