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2015年9月30日
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、本日、中部電力株式会社(以下「中部電力」)と日本郵船株式会社がそれぞれ50%ずつ出資する特別目的会社(SPC)との間で、プロジェクトファイナンス*1による以下2件の貸付契約に調印しました。本融資はいずれも、株式会社三井住友銀行及び株式会社三菱東京UFJ銀行との協調融資によるものであり、またJBICの「海外展開支援融資ファシリティ」*2の下での資源・エネルギーの確保・開発の促進に係る案件です。
- 借入人:バハマ国法人TRANS PACIFIC SHIPPING 6 LIMITED(以下「TPS6」)
JBIC融資金額:12,949百万円限度
協調融資総額:18,499百万円- 借入人:バハマ国法人TRANS PACIFIC SHIPPING 7 LIMITED(以下「TPS7」)
JBIC融資金額:13,077百万円限度
協調融資総額:18,682百万円 -
本融資は、TPS6及びTPS7がLNG船を調達するための資金として充てられ、当該LNG船は中部電力等が参画するアメリカ合衆国フリーポートLNGプロジェクトにおいて生産されるLNGの輸送に主として使用される予定です。
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本件は、日本企業によるLNG事業参画からLNG輸送に至る燃料バリューチェーンの強化に向けた取り組みを支援するものであり、日本の海運会社のノウハウも活用しつつ、近年、発電用燃料として重要性が高まっている天然ガスの長期安定的な確保に寄与するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、日本企業によるエネルギー資源の開発や取得の促進を金融面から支援していきます。
注釈
- *1 プロジェクトファイナンスとは、プロジェクトに対する融資の返済原資を、そのプロジェクトの生み出すキャッシュフローに限定し、プロジェクトの現地資産等のみを担保として徴求する融資スキームです。
- *2 2014年7月1日付お知らせをご参照下さい。