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2015年11月18日
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、株式会社サンエース(本社:神奈川県、代表取締役社長:吉田 耕次、以下「サンエース」)のブラジル連邦共和国(以下「ブラジル」)法人SUN ACE BRASIL INDUSTRIA QUIMICA E COMERCIO LTDA.(以下「SABI」)との間で、融資金額500千米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社横浜銀行との協調融資によるもので、協調融資総額は1,500千米ドルです。
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本件は、サンエースの子会社であるSABIが行う、塩化ビニル安定剤の製造・販売事業に必要な資金を融資するものであり、生産工場の建設等に充てられるものです。
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サンエースは、1940年の創業以来、塩化ビニル安定剤等の化学工業薬品の製造・販売事業を手掛ける中小企業であり、1980年のシンガポール共和国進出以降、販売・生産拠点を世界各地に設立する等、事業を拡大しています。ブラジルは今後も化学工業用薬品の底堅い需要が見込まれる中、今般、サンエースはSABIを通じたブラジル及び周辺諸国における塩化ビニル安定剤の製造・販売の拡大を企図しています。本融資は、こうしたサンエースの海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、ブラジル等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
- *1 2014年7月1日付お知らせをご参照ください。