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- 投資金融
2015年11月27日
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、株式会社みずほ銀行、株式会社三井住友銀行、三井住友信託銀行株式会社及び株式会社三菱東京UFJ銀行の各民間金融機関との間で、太平洋セメント株式会社(以下「太平洋セメント」)による、アメリカ合衆国(以下「米国」)法人Martin Marietta Materials, Inc.(以下「MM社」)のカリフォルニア州におけるセメント事業取得に必要な資金の一部を融資する貸付契約を締結しました。
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本件は、JBICが各民間金融機関との間でそれぞれ締結済のM&Aクレジットライン設定のための一般協定に基づき、各民間金融機関を通じて融資を行うものです(買収総額420百万米ドル)。
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太平洋セメントは、米国カリフォルニア州モハベ及びアリゾナ州リリトーにてセメント工場を所有しています。同社は本事業取得を通じ、大需要地ロサンゼルスに近いカリフォルニア州オログランデにMM社が有するセメント工場を新たに取得することで、既存の生産設備を含めた物流・生産の最適化による競争力強化を企図しています。また、同社は本事業取得により、米国でのセメント生産能力を高めることで、カリフォルニア州、アリゾナ州及びネバダ州におけるセメント需要増に対応可能な供給体制を構築し、米国におけるセメント事業の収益基盤強化を目指しています。
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本融資は、日本企業による海外でのM&Aに必要な長期外貨資金を本邦金融機関と連携して機動的に供給することで、日本企業の海外における事業拡大や新たな事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携しつつ、日本企業による海外M&Aへの支援を行っていきます。
注釈
- *1 2014年7月1日付お知らせをご参照下さい。