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2015年12月8日
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、株式会社日本エー・エム・シー(本社:福井県、代表取締役社長:山口 康生、以下「日本エー・エム・シー」)のタイ王国(以下「タイ」)法人BANGKOK-AMC CO., LTD.(以下「BAMC」)との間で、融資金額56百万タイ・バーツ(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社福井銀行との協調融資によるものです。
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本件は、BAMCがタイのチョンブリ県で行う建設機械及び自動車向け継手*2の製造・販売事業に必要な資金を融資するものであり、工場移転及び設備増設に充てられます。
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日本エー・エム・シーは、1963年に設立された継手の製造・販売事業を手掛ける中小企業であり、2006年にBAMCを設立しました。優秀な労働力やインフラが整備されていること等を背景に、東南アジア等向け製造拠点として多くの日系企業がタイに進出している中、BAMCによる自動車関連メーカー向け等の継手受注が拡大傾向にあります。そのような中、BAMCは従来の賃貸工場から移転し、自社工場建設と設備増設を行うことで、タイでの事業拡大を企図しています。本融資は、こうした日本エー・エム・シーの海外事業展開をタイ・バーツ建て融資にて支援することで、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、こうした現地通貨建て資金ニーズへの対応を含め、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能を通じ、タイ等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
- *1 2014年7月1日付お知らせをご参照下さい。
- *2 「油が流れる2個以上の機械部品をつなぎ合わせる部品」を意味し、油圧システム内の重要な「つなぎ手」となる部品のことを指します。