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2015年12月22日
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、21日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、株式会社東海メディカルプロダクツ(本社:愛知県、代表取締役社長:筒井 康弘、以下「東海メディカル」)との間で、融資金額426千米ドル(JBIC分)の貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社三菱東京UFJ銀行との協調融資によるものです。
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本件は、東海メディカルのフィリピン共和国(以下「フィリピン」)法人TOKAI MEDICAL PRODUCTS PHILIPPINES INC.(以下「TMPPI」)がフィリピンのバタンガス州で行う医療機器の製造・販売事業に必要な資金を融資するものです。
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東海メディカルは、医療機器の製造・販売を行う中小企業であり、北米、欧州及びASEAN等における需要拡大を背景に、生産拠点として地理的優位性のあるフィリピンに、2014年10月にTMPPIを設立しました。東海メディカルはTMPPIで現地生産を行うことで、安定供給や海外販路の拡大を企図しており、本融資は、こうした東海メディカルの海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。また、「健康・医療戦略(平成26年7月22日閣議決定)」及び「インフラシステム輸出戦略(平成27年度改訂版)」では、医療の国際展開支援について謳われており、本融資はこうした日本政府の施策にも合致するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
- *1 2014年7月1日付お知らせをご参照下さい。