- 地域: アフリカ
- 一般機械・設備
- 輸出金融
2015年12月22日
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、今般、ウガンダ共和国(以下「ウガンダ」)政府との間で融資金額約75億円(JBIC分)を限度とするバイヤーズ・クレジット(輸出金融)の貸付契約を締結しました*1。本融資は、株式会社三井住友銀行(幹事行)との協調融資によるもので、同行融資部分に対しては、独立行政法人日本貿易保険(NEXI)による保険が付保されます。協調融資総額は約151億円です。
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本融資は、ウガンダ政府が住友商事株式会社から、株式会社小松製作所、酒井重工業株式会社、株式会社タダノ、三菱ふそうトラック・バス株式会社、極東開発工業株式会社が製造する道路建設・整備用建設機械等を購入するための資金に充てられるものです。
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農業国であるウガンダでは、農産物の流通を容易にするために全国112地区での道路新設・整備計画を策定しており、本件建設機械等は当該計画に用いられる予定です。本件は、建設機械等の輸出を通じて同国の流通インフラの改善に貢献するとともに、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
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また、第5回アフリカ開発会議(TICAD V)において、日本政府より官民協力の上、アフリカ地域への貿易投資を拡大していく旨が表明されたことを踏まえ、JBICは、アフリカ地域の民間セクター主導の成長促進やインフラ整備の促進を支援するため、「JBICアフリカ貿易投資促進ファシリティ」*2(JBIC Facility for African Investment and Trade Enhancement:通称「FAITH」)を創設しており、本件はFAITHの下での支援案件となります。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、日本企業によるインフラ関連設備輸出や海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
- *1 本融資契約は2015年9月11日に調印しており、関係者間の調整により本日プレスリリースを行うものです。
- *2 2013年6月3日付お知らせをご参照ください。