タイ王国において日本企業が実施する各種産業用金属部品の製造・販売事業に対するタイ・バーツ建て融資

2017年3月7日

株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：近藤章）は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」^*1の一環として、オオイテクニカ株式会社（本社：東京都、代表取締役社長：森健太郎、以下「オオイテクニカ」）のタイ王国（以下「タイ」）法人OOIM CO., LTD.(以下「OOIM」）との間で、融資金額14百万タイ・バーツ（JBIC分）を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社東邦銀行との協調融資によるもので、協調融資総額は20百万タイ・バーツ相当となります。
本件は、OOIMがタイのサムットプラカーン県において実施する、スマートフォン用フレキシブル基板製造に用いられるステンレス部品、自動車ヘッドライト用LEDに用いられるアルミ部品等、各種産業用金属部品の製造・販売事業に必要な資金を現地通貨建てで融資するものです。
オオイテクニカは、各種産業に用いられる金属部品のプレス加工と、それに用いる金型の製造・販売事業を行う中小企業であり、国内では福島県内に主力工場を有します。東南アジア諸国の経済成長等を背景に、自動車及びその他製造業における各種部品の需要拡大が見込まれるタイやその周辺国において、オオイテクニカはOOIMを通じた事業拡大を企図しています。本融資は、現地通貨建て融資を活用して、こうしたオオイテクニカの海外事業展開を支援することを通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
JBICは今後も、日本の公的金融機関として、こうした現地通貨建て資金ニーズへの対応を含め、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、タイ等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を、金融面から支援していきます。

注釈

*1 2016年6月21日付お知らせをご参照下さい。

注釈

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