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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:近藤 章)は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1 の一環として、株式会社みずほ銀行及び株式会社三菱東京UFJ銀行との間で、横河電機株式会社(以下「横河電機」)による、英国法人KBC Advanced Technologies plc(以下「KBC社」)の買収に必要な資金の一部を融資する貸付契約を締結しました。
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本件は、JBICが両行との間でそれぞれ締結済のM&Aクレジットライン設定のための一般協定に基づき、両行を通じて融資を行うものです。
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KBC社は石油・ガス産業のアップストリーム(開発・生産工程)からダウンストリーム(精製工程)までを対象に、操業効率向上や収益性改善の為のソフトウエアと経営層向けのコンサルティングサービスを提供しています。一方、横河電機は生産現場における高度な機器制御システム、温度・流動・圧力等を測定するフィールド機器をはじめ、安全で効率的な操業を支援する各種ソリューションを提供しています。横河電機は、中期経営計画「Transformation 2017」において石油・ガス産業向けソリューションビジネスの更なる高度化及び拡大を掲げているところ、本買収により、石油・ガス産業向けの制御事業において、経営レベルから現場レベルまでのソリューションをワンストップで提供することが可能となるとともに、KBC社が有する石油会社を中心とした顧客基盤を獲得することを企図しています。
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本融資は、日本企業による海外でのM&Aに必要な長期外貨資金を本邦金融機関と連携して機動的に供給することで、日本企業の海外における事業拡大や新たな事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
- JBICは今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携しつつ、日本企業による海外M&Aへの支援を行っていきます。
注釈
- *1 2014年7月1日付お知らせをご参照下さい。