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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:近藤 章)は、27日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1 の一環として、アメリカ合衆国(以下「米国」)法人CSI Leasing, Inc.(以下「CSI社」)の買収に必要な資金(買収総額:約287百万米ドル)の一部について、東京センチュリーリース株式会社(以下「東京センチュリーリース」)との間で融資金額84百万米ドルを、また、株式会社みずほ銀行、三井住友信託銀行株式会社、農林中央金庫、株式会社千葉銀行及び株式会社横浜銀行の各民間金融機関との間で、84百万米ドルの貸付契約を締結しました。
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本件は、JBICが民間金融機関との協調融資により東京センチュリーリースに対し直接融資を行うとともに、各民間金融機関との間でそれぞれ締結済のM&Aクレジットライン設定のための一般協定に基づき、各民間金融機関を通じて融資を行うものです。
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CSI社は、IT機器を中心に取り扱う、金融系に属さない米国における独立系最大手のリース会社であり、米国内40拠点および世界30ヶ国以上で事業を展開しています。東京センチュリーリースは本買収を通じ、CSI社の米国をはじめとする各国における事業基盤及びIT機器リース事業のノウハウを獲得することで、今後もテクノロジーの急速な進歩、活用範囲の拡大等により持続的な成長が見込まれる通信機器リース事業の海外展開を急速に進めることを企図しています。
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本融資は、日本企業による海外でのM&Aに必要な長期外貨資金を本邦金融機関と連携して機動的に供給することで、日本企業の海外における事業拡大や新たな事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携しつつ、日本企業による海外M&Aへの支援を行っていきます。
注釈
- *1 2014年7月1日付お知らせをご参照下さい。