ミャンマー連邦共和国において日本企業が実施するホテル事業に対する融資
海外展開支援融資ファシリティを活用し、中堅・中小企業による海外事業展開を支援

• 地域: アジア
• 一般製造業・サービス業
• 中堅・中小企業
• 投資金融

1. 株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：近藤 章）は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」^*1を活用し、山万株式会社（本社：東京都、代表取締役社長：嶋田 哲夫、以下「山万」）との間で、融資金額計5,570千米ドル（JBIC分）を限度とする貸付契約2件を締結しました。本融資は、株式会社三井住友銀行との協調融資によるものであり、協調融資総額は8,865千米ドル相当です。
     
2. 本融資は、山万のミャンマー連邦共和国（以下「ミャンマー」）法人HOTEL YAMAMAN CO., LTD.（以下「HYC」）がミャンマーのヤンゴン市で行うホテル事業に必要な資金を融資するものです。
     
3. 山万は、千葉県佐倉市ユーカリが丘を中心に不動産事業等を行う中小企業です。近年、ミャンマーにおける最大の都市であるヤンゴン市への日本企業の進出が増加している一方、ヤンゴン市においては、日本企業の従業員や出張者向けのビジネスホテルが不足しています。山万はHYCによるホテル事業を通じて、日本式おもてなしサービスを提供し、進出日系企業の従業員・出張者等のニーズを満たすとともに、アジア市場へ進出することを企図しています。本融資は、こうした山万の海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
     
4. JBICは今後も日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活かした案件形成やリスクテイク機能等を通じ、ミャンマー等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
     

注釈

1. *1 
   2016年6月21日付お知らせをご参照下さい。