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ロシア連邦における自動車販売金融事業向け融資
ロシア・ルーブル建て融資により日本企業の海外事業展開を支援

  • 地域: ヨーロッパ
  • 一般製造業・サービス業
  • 投資金融
2018年2月27日
  1. 株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:近藤 章)は、26日、トヨタ自動車株式会社(以下「トヨタ」)の100%子会社であるトヨタファイナンシャルサービス株式会社のロシア連邦(以下「ロシア」)法人AO Toyota Bank (以下「TBR」)との間でロシア・ルーブル建ての限度貸付契約を締結しました。本融資は、民間金融機関との協調融資によるものであり、TBRがロシアにおいて実施するトヨタブランドの自動車を対象とした自動車販売金融事業に必要な資金の一部に充てられるものです。
      
  2. 2017年のロシア新車販売台数は、景気回復に伴い、5年振りのプラス成長を遂げています。ロシアの自動車保有比率等は、他の先進国に比べ拡大余地があり、今後もロシアの景気回復に伴い自動車販売台数の増加が見込まれています。このようなロシア自動車市場の将来性を見据え、トヨタを始めとする自動車メーカーが現地生産を拡大する等、重要な市場となっています。
      
  3. 本件は、トヨタのロシアにおける事業戦略上、シェア維持・拡大に重要なツールとなる販売金融事業を現地通貨建て融資を通じて支援するものであり、日本の自動車産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
      
  4. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、こうした現地通貨建て資金ニーズへの対応を含め、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
      

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