株式会社千葉銀行向け投資クレジットラインに基づく個別契約並びに同行との保証契約を締結
地域金融機関との連携により中堅・中小企業の海外事業展開を支援

• 地域: アジア
• 一般製造業・サービス業
• 中堅・中小企業
• 投資金融
• 保証

1. 株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：近藤 章）は、本日、音頭金属株式会社（本社：千葉県、代表取締役社長：音頭 則靖、以下「音頭金属」）のインドネシア共和国（以下「インドネシア」）法人PT. ONDO METAL INDONESIA(以下「OMI」）に対する融資を行う株式会社千葉銀行（以下「千葉銀行」）との間で、同融資を対象とする貸付契約（融資金額1.4百万米ドル（JBIC分））及び保証契約（保証対象元本：2百万米ドル）を締結しました。貸付契約は、千葉銀行と締結済の日本の中堅・中小企業の海外事業展開支援のための投資クレジットライン^*1に基づく個別契約です。
     
2. 本件は、OMIがインドネシアの西ジャワ州において実施する、建設機械部品の製造・販売事業に必要な資金を、千葉銀行からのクロスボーダーローンにより借り入れることを支援するものです。
     
3. 音頭金属は、1968年の設立以来、建設機械向けのバランスウェイト^*2の製造・販売を手掛ける中小企業で、2011年にOMIを設立しました。インドネシア及びその周辺東南アジア諸国では、経済成長等を背景としたインフラ投資需要の増加等により建設機械部品の需要拡大が見込まれる中、音頭金属はOMIを通じた海外生産拡大を企図しています。本件は、こうした音頭金属の海外事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
     
4. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、地域金融機関との連携による、地域金融機関を通じたツー・ステップ・ローンや保証供与を含め、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、東南アジア等の成長市場における中堅・中小企業の海外事業展開を、金融面から支援していきます。
     

注釈

1. *1 
   2017年3月7日付プレスリリースをご参照下さい。
2. *2 
   建設機械（油圧ショベル、クレーン、フォークリフト等）の作業性と安全性を確保するために、機械後部に取り付けられる大型のおもり。