米国シリコンバレー等のIT先端企業を投資対象とするファンドに出資
ベンチャーキャピタルファンドを活用して日本企業の国際競争力の向上を支援

• 地域: 北米
• その他
• 出資

1. 株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：近藤 章）は、20日、「海外展開支援出資ファシリティ」^*1の一環として、英領ケイマン諸島籍のGeodesic Capital Partners, L.P.（以下「Geodesic Capital」）が運営するファンドGeodesic Capital Fund I-S, L.P.（以下「本ファンド」）に関する出資契約書に調印しました。
     
2. 本ファンドは、米国シリコンバレーを中心としたIT先端企業を投資対象とするベンチャーキャピタルファンドとして2015年に設立されたGeodesic Capital Fund I, L.P.に追加募集されるファンドであり、JBICの他、株式会社日立製作所、株式会社ニコン等が出資します。
     
3. 日本企業は、オープン・イノベーションによる外部リソースの活用と自社が強みを持つ技術・経験の組合せにより新たな付加価値創造を行うことにより、第4次産業革命^*2に対応しようとしています。本ファンドは、日本企業を戦略投資家として、米国シリコンバレー等のIT先端企業向け投資を行うほか、投資家である日本企業とIT先端企業との事業提携機会や日本企業によるIT先端企業への投資機会獲得を促進する戦略支援サービスを提供するものであり、本出資は日本企業の国際競争力の維持及び向上に貢献することが期待されます。
     
4. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、出資機能を含む多様な金融ツールを活用し、日本の産業の国際競争力の維持・向上を積極的に支援していきます。
     

注釈

1. *1 
   2013年2月26日付お知らせをご参照下さい。
2. *2 
   IoT、ビッグデータ、ロボット、人工知能（AI）等による技術革新。