- 地域: アジア
- その他
- 保証
-
株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:近藤 章)は、今般、株式会社三菱東京UFJ銀行(以下「BTMU」)とインドネシア共和国(以下「インドネシア」)法人PT Bank CIMB Niaga Tbk(以下「CIMB Niaga」)との間で、現地日系企業の事業に対し、インドネシア・ルピア(以下「ルピア」)資金を供給するための両行間の通貨スワップ取引に対しJBICが保証を供与する通貨スワップ保証に関する諸契約(保証対象元本合計:100百万米ドル)を締結しました。
-
本件は、BTMUに対し、同行の通貨スワップ取引の相手方となるCIMB Niagaがスワップ取引の中途解約時に負う清算金支払債務の保証をJBICが供与することにより、BTMUによる長期のルピア資金の円滑な調達を可能とし、それにより日系企業に対し長期のルピア資金を供給しやすくするものです。
-
インドネシアは、安定的な経済成長を背景に現地日系企業の設備投資意欲は高く*1、インドネシア投資調整庁によると、2016年の同国に対する日系企業の海外直接投資額は過去最高となっています。このような中、同国内の資金決済におけるルピア使用義務化と併せ、日系企業の長期のルピア資金ニーズが高まっています。
-
JBICは今後も、日本の公的金融機関として、こうした民間金融機関への保証供与を含め、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、インドネシア等の成長市場における日本企業の海外事業展開を、金融面から支援していきます。
注釈
- *1 インドネシアは、JBICが2016年に実施した「我が国製造業企業の海外事業展開の動向に関するアンケート調査」においても、「中期的(今後3年程度)有望事業展開先国」として第3位に選ばれています。詳しくは2016年12月12日付プレスリリースをご参照ください。