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レンゴー株式会社によるドイツ連邦共和国法人の株式取得資金に対する融資について
成長投資ファシリティにより、日本企業の海外M&Aを支援

  • 地域: ヨーロッパ
  • その他
  • 投資金融
2020年2月28日
  1. 株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:前田 匡史)は、本日、レンゴー株式会社(以下「レンゴー」)との間で、レンゴーの連結子会社である香港法人Tri-Wall Limited(以下「TW」)によるドイツ連邦共和国法人TRICOR Packaging & Logistics AG(以下「TR」)及びGutmann Anlagentechnik GmbH(以下「GM」)の買収に必要な資金の一部に関する貸付契約を締結しました。本融資は、「成長投資ファシリティ*1 /海外展開支援ウインドウ」 のもとで、民間金融機関との協調融資により実施されるものであり、協調融資総額は320億円となります。
      
  2. TRは、ヨーロッパで3位、ドイツで2位のシェアを占める重量物包装メーカーです。また、GMは高い技術開発力を持つ製造機械メーカーです。重包装事業にとって、自動車産業は重要な顧客グループであり、同産業が盛んなドイツは重要な市場です。レンゴーは本買収を通じ、TRが有する梱包材に係る製品技術やドイツ国内の営業基盤等を獲得し、重包装事業の中核会社であるTWの既存の営業基盤と併せて活用することで、ヨーロッパ全体での事業拡大を図ることを企図しています。また、TRとGMが保有するオートメーション技術とレンゴーの技術力を相互に活用することにより、グループ全体の製造プロセスの効率化を図ることも企図しています。
      
  3. 本融資は、レンゴーのこうした海外事業展開を支援するものであり、日本企業による海外でのM&Aに必要な長期資金を供給することで、日本企業の海外における事業拡大や新たな事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
      
  4. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携しつつ、日本企業による海外M&Aを積極的に支援し、その海外事業展開を金融面から支援していきます。
      
注釈
  1. *1 
      2020年1月31日付お知らせをご参照ください。

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