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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:前田 匡史)は、本日、東京センチュリー株式会社(以下「東京センチュリー」)との間で、東京センチュリーが米国の大手航空機リース会社であるAviation Capital Group LLC(以下「ACG」)の持分を取得するための資金の一部として、融資金額1,030百万米ドル(JBIC分)の融資契約を締結しました。なお、本融資は、「成長投資ファシリティ*1 /海外展開支援ウインドウ」のもとで、株式会社みずほ銀行、株式会社三菱UFJ銀行、株式会社三井住友銀行、三井住友信託銀行株式会社、農林中央金庫との協調融資により実施されるものです。
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ACGは、2019年6月時点において保有・管理機体を316機有する大手航空機リース会社です。東京センチュリーは、航空機関連事業を今後も持続的な成長が見込まれる注力分野として位置付けており、2017年12月にACGの持分20%を取得し、2019年3月には増資引き受けによりその比率を24.5%まで引き上げてきました。今般、ACGの完全子会社化により、東京センチュリーグループにおけるオペレーティングリースをはじめとする航空機ファイナンス事業と、航空機部品・サービス事業、エンジンリース事業等、他の航空機関連事業とのシナジーを高めて、航空機マーケット全体の成長を取り込むことで、収益機会の拡大を企図しています。
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本融資は、東京センチュリーグループの航空機リース事業の拡大を支援するものであり、日本企業による海外でのM&Aに必要な長期外貨資金を供給することで、日本企業の海外における事業拡大や新たな事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携しつつ、日本企業による海外M&Aを積極的に支援していきます。
注釈
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2020年1月31日付お知らせをご参照ください。