三井住友ファイナンス＆リース株式会社のタイ王国法人向け投資クレジットラインに基づく個別契約を締結
ファイナンス・リースを活用した中堅・中小企業の海外事業展開を支援

• 地域: アジア
• 一般製造業・サービス業
• 中堅・中小企業
• 投資金融

1. 株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：前田　匡史）は、23日、三井住友ファイナンス＆リース株式会社のタイ王国（以下「タイ」）法人SMFL Leasing (Thailand) Co., Ltd.(以下「SMFLT」)との間で、貸付契約2件を締結しました。これは、SMFLTと締結済の日本の中堅・中小企業の海外事業展開支援のための投資クレジットライン^*1に基づく個別融資契約です。なお、本融資はいずれも、民間金融機関との協調融資によるものです。
     
2. 本融資2件は、以下の事業にそれぞれ必要な設備を、SMFLTからファイナンス・リースで調達する際に必要な資金に充てられます。
   

   • 柳河精機株式会社（本社：東京都）のタイ法人であるTHAI YANAGAWA CO., LTD.が実施する自動車部品等の製造・販売事業：融資金額約2,055千米ドル(JBIC分)限度、協調融資総額約2,978千米ドル
   • カツヤマファインテック株式会社（本社：静岡県）のタイ法人であるKatsuyama Finetech (Thailand) Co.,Ltd.が実施する自動車部品等の製造・販売事業：融資金額約530千米ドル(JBIC分)限度、協調融資総額約769千米ドル
3. 日本の中堅・中小企業は引き続きタイにおいて高い投資意欲を示しています。本融資は、SMFLTと締結済のクレジットラインに基づき、中堅・中小企業がタイで行う事業に必要な中長期資金をSMFLTを通じて機動的に供給することで、日本の中堅・中小企業の海外における事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
     
4. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、日本の産業の国際競争力の維持・向上の観点から、中堅・中小企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
     

注釈

1. *1 
   2015年3月10日付プレスリリースをご参照ください。