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2015年3月10日
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、本日、三井住友ファイナンス&リース株式会社(以下「SMFL」)のタイ王国(以下「タイ」)法人SMFL Leasing (Thailand) Co.,Ltd.(以下「SMFLT」)との間で、融資金額28百万米ドル(JBIC分)を限度とする、中堅・中小企業の海外事業展開支援を企図した投資クレジットライン(投資金融に基づく融資枠)設定のための一般協定を締結しました。本クレジットラインは民間金融機関との協調融資によるもので、協調融資総額は40百万米ドル相当です。
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本件は、日本の中堅・中小企業の海外現地法人がタイ等で行う事業のために、SMFLTが設備等のファイナンス・リースを提供する際の必要資金を対象としたクレジットラインを設定するもので、2013年12月に設定した投資クレジットライン*1に続く第2号案件です。
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近年、タイでは、堅調な経済成長を背景に、日本企業の進出が加速し、中堅・中小企業の投資意欲も高まりつつあります。これに伴い、同国におけるこれら日本の中堅・中小企業の設備投資においても、ファイナンス・リースの利用に対する関心・需要が高まってきています。
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こうした中、JBICは、中長期の米ドル建資金をSMFLTに提供することを通じて、日本の中堅・中小企業との幅広い取引関係を有するSMFLと連携しつつ、これら中堅・中小企業の海外事業展開を適切且つ迅速に支援することを企図しています。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、タイ等の成長市場における、中堅・中小企業をはじめとする日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
- *1 2013年12月6日付プレスリリースをご参照下さい。