- 地域: ヨーロッパ
- 一般機械・設備
- 輸出金融
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:前田 匡史)は、6月28~29日、大阪府にて開催されたG20サミットへのロシア・プーチン大統領参加の機会を捉えて、6月28日、ロシア連邦(以下「ロシア」)の政府系金融機関であるロシア開発対外経済銀行(State Development Corporation VEB.RF、以下「VEB」)との間で、融資金額90億円(JBIC分)を限度とするロシア向けの輸出クレジットライン*1設定のための一般協定書を締結しました。
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本件は、2018年9月10日にVEBと締結した業務協力協定*2に基づくものであり、特に極東地域の生活水準の改善に資する、日本企業が関与するプロジェクトに対し、ファイナンス面での支援について協議を行うという協定の趣旨を踏まえたものです。
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本件は、ロシアの地場企業が日本の輸出者から機械・設備等を購入する際に必要な資金を対象とした円建ての融資枠(クレジットライン)をVEBに対して設定し、同行を通じてロシアの地場企業へ中長期資金を融資するものです。
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ロシアでは、日本と地理的に近い極東地域を中心として、国民生活水準の向上に資する医療、都市インフラ等の分野をはじめとして多くのビジネス機会が見込まれており、日本企業は有望な輸出先として、ロシアに関心を寄せています。本クレジットラインは、日本からロシアへの輸出を促進することで、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、こうした海外の地場金融機関とも連携しつつ、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、日本企業のロシア向けビジネスの拡大を金融面から支援していきます。
注釈
- *1
- *2
2018年9月11日付プレスリリースをご参照下さい。