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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:前田 匡史)は、本日、「質高インフラ環境成長ファシリティ」*1の一環として、日本板硝子株式会社(以下「日本板硝子」)のアメリカ合衆国(以下「米国」)法人NSG Glass North America, Inc.(以下「NSG GNA」)及びベトナム社会主義共和国(以下「ベトナム」)法人NSG Vietnam Glass Industries, Ltd.(以下「VGI」)との間で、それぞれ以下のとおり貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社三井住友銀行、三井住友信託銀行株式会社及び株式会社みずほ銀行との協調融資によるものです。
JBIC融資額(限度) (協調融資総額) ①米国法人NSG GNA向け融資 100百万米ドル (208百万米ドル相当) ②ベトナム法人VGI向け融資 54百万米ドル (90百万米ドル相当) -
本件は、NSG GNA及びVGIが実施する太陽光パネル用透明導電膜ガラス(以下「TCOガラス」)の製造・販売事業に必要な資金を融資するものです。NSG GNA向け融資については、米国・オハイオ州におけるTCOガラス製造工場の新設に、VGI向け融資についてはベトナム・ホーチミンにおける同既存工場の改修に、それぞれ充てられます。
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日本板硝子は、薄膜太陽光モジュールの世界的メーカーである米国ファーストソーラー社(First Solar, Inc.、以下「FS社」)と長期供給契約を締結しています。薄膜太陽光モジュールの需要が世界的に拡大する中、日本板硝子は、FS社の高機能モジュールの増産に対応するため、NSG GNAによる新工場設立及びVGIが保有する既存工場内の製造ライン改修を通じて、その基幹部品であるTCOガラスの供給体制を確立することを企図しています。本融資は、このようなNSG GNA及びVGIの取り組みを支援するものであり、日本の産業の国際競争力の維持・向上とともに、地球環境に優しい再生可能エネルギーである太陽光発電事業に不可欠な基幹部品の供給を支援することを通じて、地球環境の保全に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
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2018年6月28日付お知らせをご参照下さい。