- 地域: ヨーロッパ
- 一般機械・設備
- 輸出金融
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:前田 匡史)は、9月4~6日にロシア連邦(以下「ロシア」)ウラジオストクで開催されている東方経済フォーラムの機会を捉え、本日、ロシアの政府系金融機関であるロシア開発対外経済銀行(State Development Corporation VEB.RF、以下「VEB」)との間で、2019年6月に設定した輸出クレジットライン*1に基づく2件の個別貸付契約(融資金額:約84百万円限度及び約30百万円限度)を締結しました。
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本件は、ロシア法人Sayuri LLCがロシア・サハ共和国ヤクーツク市にて実施する温室野菜栽培事業について、温室栽培施設の建設のための機器を北海道総合商事株式会社から購入するための資金を、VEBを通じて融資するものです。
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ロシアでは、日本と地理的に近い極東地域を中心として、国民生活水準の向上に資する医療、都市インフラ等の分野をはじめとして多くのビジネス機会が見込まれており、日本企業は自社製品の輸出先として、ロシアに関心を寄せています。本融資は、日本企業による温室野菜栽培施設に関連する機器の輸出を支援するものであり、ロシアの農業分野における日本企業のビジネス機会の創出とともに、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、こうした海外の地場金融機関とも連携しつつ、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、日本企業のロシア向けビジネスの拡大を金融面から支援していきます。
注釈
- *1
2019年7月1日付プレスリリースをご参照ください。