ベトナム社会主義共和国において日本企業が実施する樹脂成型品の製造・販売事業に対する融資
中堅・中小企業の海外事業展開を地域金融機関と連携して支援

• 地域: アジア
• 一般製造業・サービス業
• 中堅・中小企業
• 投資金融

1. 株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：前田 匡史）は、本日、あけぼの化成株式会社（本社：大阪府、代表取締役：髙﨑 三郎、以下「あけぼの化成」）のベトナム社会主義共和国（以下「ベトナム」）法人AKEBONO KASEI VIETNAM CO., LTD.（以下「AKV」） との間で、融資金額100百万円（JBIC分）を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社関西みらい銀行と株式会社紀陽銀行との協調により実施するものです。
     
2. 本件は、AKVがベトナムのバクニン省において行う樹脂成型品の製造・販売事業に必要な資金を融資するものです。AKV向けの融資としては、2016年9月の融資^*1に続くものです。
     
3. あけぼの化成は、1980年設立の樹脂成型品の製造・販売を手掛ける中小企業です。同社は、自動車関連部品や白物家電部品を主力製品とし、顧客の要望に応じて金型製造も行いつつ、企画から製造まで一貫した受注体制を有しています。2007年にベトナムにAKVを設立して以降、ベトナムにおいて樹脂成型品の受注が堅調に推移しており、今後もベトナムでの事業拡大を図っています。本融資は、こうしたあけぼの化成の海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
     
4. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、地域金融機関と連携し、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、ベトナム等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
     

注釈

1. *1 
   2016年9月29日付プレスリリースをご参照ください。