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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:前田 匡史)は、30日、株式会社三菱ケミカルホールディングス(以下「三菱ケミカルHD」)のアメリカ合衆国(以下「米国」)法人Mitsubishi Chemical Holdings America, Inc.との間で、貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社三菱UFJ銀行及び株式会社みずほ銀行との協調融資により実施するものです。
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本件は、三菱ケミカルHDが、その子会社である三菱ケミカル株式会社(以下「三菱ケミカル」)の米国法人Mitsubishi Chemical America, Inc.を通じて、米国法人Gelest, Inc.(以下「Gelest」)を傘下に有するGelest Intermediate Holdings, Inc.を買収するために必要な資金を融資するものです。
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三菱ケミカルは、Siケミカル・金属化合物・有機化合物等の分野で高度な分子設計・合成技術を有するGelestを買収することにより、両社の経営資源を組み合わせてソリューション提供力を拡充し、社会のデジタル化や医療の進化といった社会課題を起点とする市場ニーズに対してより一層貢献することを目指しています。本融資は、三菱ケミカルのこうした海外事業展開を支援するものであり、日本企業による海外でのM&Aに必要な長期外貨資金を供給することで、日本企業の海外における事業拡大や新たな事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携しつつ、日本企業による海外M&Aを積極的に支援し、その海外事業展開を金融面から支援していきます。