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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:前田 匡史)は、3日、フランス共和国籍のClean H2 Infra Fund S.L.P.(以下「本ファンド」)に関する出資契約書を締結しました。ファンドの目標金額として設定されている15億ユーロのうち、JBICは最大1億ユーロを出資予定です。
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近年、多くの国・地域が水素を脱炭素化に必要不可欠なエネルギー源として位置付けており、水素関連事業における資金需要は増加しています。本ファンドは、Air Liquide、TotalEnergies、VINCI、Plug Powerなど水素関連セクターにおけるグローバルな民間企業が投資家として参画する世界最大規模の水素関連ファンドであり、水素の社会実装を加速化させるため民間・公的資金の動員の促進を目指しています。本出資は、本ファンドによる取り組みを通じて、温室効果ガスの削減に貢献することが期待されます。
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水素は、エネルギーとして使用するときにCO2を排出しない次世代エネルギーとして、注目を集めています。日本政府は、2017年12月に発表した「水素基本戦略」や2020年12月に策定(2021年6月改訂)した「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」において、水素の社会実装における国際連携の必要性を掲げています。本ファンドは、こうした日本政府の水素関連の施策にも合致するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、出資機能を含む多様な金融手法を活用して、地球環境保全に向けた取り組みを金融面から支援していきます。
注釈
- *1
2018年7月2日付お知らせをご参照ください。
- *2