- 地域: ヨーロッパ
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:前田 匡史)は、22日、欧州投資銀行(European Investment Bank(略称EIB)、総裁:Werner Hoyer)との間で、日本及びEUが主導的役割を果たす環境・気候変動等の分野における両機関の連携の強化を目的とする業務協力協定を締結しました。
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EIBは、欧州域内外における経済の統合とバランスのとれた発展に寄与するプロジェクト等に対し、長期ファイナンス及び技術協力を供与する欧州連合(以下「EU」)の公的金融機関です。
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JBIC及びEIBは、2018年10月、日EUハイレベル産業・貿易・経済対話の場で、EU域内外での業務協力を推進することを目的とした業務協力協定*1を締結しました。同協定に基づき、JBICは、EIBとの間で協力分野を具体化し協業を促進するため、多様なレベルで継続的に協議を実施してきました。
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本協定は、2018年の協定の締結後、EIBと構築してきた協力関係を一層強化するもので、カーボンニュートラルやインフラ、イノベーション及び持続可能な開発目標(SDGs)といった分野において、本邦企業及び欧州企業の参画が期待される事業の組成に向けて、協調融資を含めた両機関の協力の推進を図るものです。日本及びEU間では、2021年5月の定期首脳会合において、エネルギー移行、イノベーション等多様な分野で協力を進める「日EUグリーン・アライアンス」の立ち上げを発表し、日・EUで環境対策、気候変動対策の取組を加速し主導的役割を果たしていくことを確認しています。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、こうした海外の公的金融機関とも緊密に連携し、日本企業の事業機会創出及びビジネス促進を金融面から支援するとともに、日本とEUの経済関係の一層の深化・発展に貢献していきます。
注釈
- *1
2018年10月23日付プレスリリースをご参照ください。