ベトナム社会主義共和国において日本企業が実施する自動車部品の製造・販売事業に対する融資
中堅・中小企業の海外事業展開を支援

• 地域: アジア
• 一般製造業・サービス業
• 中堅・中小企業
• 投資金融

1. 株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：前田 匡史）は、本日、内山工業株式会社（本社：岡山県、代表取締役社長：内山 兼三、以下「内山工業」）のベトナム社会主義共和国（以下「ベトナム」）法人UCHIYAMA VIETNAM INC.（以下「UVI」）との間で、融資金額3,500千米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社三菱UFJ銀行との協調融資により実施するもので、協調融資総額は5,000千米ドルです。
     
2. 本件は、UVIがベトナムのビンズオン省において行う自動車部品の製造・販売事業に必要な資金を融資するものであり、工場の設備投資に充てられます。UVI向け融資としては、2019年7月の工場増設に対する融資^*1に続くものです。
     
3. 内山工業は、1898年創業の工業用ゴム製品メーカーで、主に自動車用ベアリングシール及びガスケットの製造で高い技術力を有する中小企業であり、2000年にベトナムにUVIを設立しました。アジア地域においては、堅調な経済成長に伴い、今後も自動車部品市場の拡大が見込まれる中、同社は今般の設備投資を通じ、UVIの更なる事業拡大を企図しています。本融資は、こうした内山工業の海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
     
4. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、ベトナム等の成長市場において、中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
     

注釈

1. *1 
   2019年7月30日付プレスリリースをご参照ください。