三井住友ファイナンス&リース株式会社傘下の航空機リース会社SMBC Aviation Capital Limitedによる航空機リース会社の買収資金を融資
日本企業の海外M&Aを支援

• 地域: ヨーロッパ
• 航空機・船舶
• その他
• 投資金融

1. 株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：林 信光）は、2022年12月28日に三井住友ファイナンス&リース株式会社（以下「SMFL」）との間で融資金額2,000百万米ドル（JBIC分）の貸付契約を、また13日、株式会社みずほ銀行及び株式会社三菱UFJ銀行との間で融資金額各300百万米ドル（JBIC分）の貸付契約をそれぞれ締結しました。本件は、SMFL傘下のアイルランド法人SMBC Aviation Capital Limited（以下「SMBCAC」）がアイルランド法人Goshawk Management Limited（以下「GML」）を買収するために必要な資金の一部を融資するものです。
     
2. 本件は、株式会社三井住友銀行等との協調融資により実施するもので、併せてJBICが民間金融機関との間で締結済のM&Aクレジットライン設定のための一般協定に基づき、株式会社みずほ銀行及び株式会社三菱UFJ銀行を通じて融資を行います。
     
3. GMLは、アイルランドに主要拠点を置く独立系の航空機リース会社で、流動性の高いナローボディー機材^*1を中心とする航空機のリース資産を保有しています。SMBCACは、GMLの完全子会社化を通じて、保有・管理する航空機材数を拡大するとともに、新たな顧客基盤を獲得することで、更なる事業拡大及び収益機会の獲得を目指しています。本融資は、こうしたSMFLの傘下企業による海外でのM&Aに必要な長期外貨資金を供給することで、日本企業の海外における事業拡大を金融面から支援し、日本の航空機リース事業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
     
4. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携しつつ、日本企業のM&Aを積極的に支援し、その海外事業展開を金融面から支援していきます。
     

注釈

1. *1 
   座席数が100席～200席前後で機内の通路が1本の航空機