メキシコ合衆国において日本企業が実施する自動車部品の製造・販売事業に対する融資
中堅・中小企業の海外事業展開を支援

• 地域: 中南米
• 一般製造業・サービス業
• 中堅・中小企業
• 投資金融

1. 株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：林 信光）は、本日、株式会社黒田精機製作所（本社：愛知県、代表取締役社長：黒田 敏裕、以下「黒田精機」）のメキシコ合衆国（以下「メキシコ」）法人KUROTA MEXICO, S.A. DE C.V.（以下「KRM」）との間で融資金額105百万円（JBIC分）を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社三菱UFJ銀行との協調融資により実施されるものであり、協調融資総額は150百万円です。
     
2. 本件は、KRMがメキシコのアグアスカリエンテス州において実施する自動車部品の製造・販売事業に必要な資金を融資するものです。同事業に対する融資としては、2015年3月、2017年10月、2018年8月及び2020年6月の融資^*1に続くものです。
     
3. 黒田精機は、自動車部品の製造・販売を手掛ける1964年設立の中小企業です。同社は、自動車用ブレーキのピストン及びエンジン内のバルブのサプライヤーとして、本邦完成車メーカーの海外展開に合わせて海外進出を続けてきました。2014年にはメキシコにKRMを設立し、同社を通じて自動車部品の製造・販売を拡大することで、メキシコでの事業拡大を強化しています。本融資は、こうした黒田精機の海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
     
4. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
     

注釈

1. *1  
   2015年3月30日付プレスリリース、2017年10月2日付プレスリリース、2018年8月31日付プレスリリース及び2020年6月23日付プレスリリースをご参照ください。