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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:林 信光)は、本日、三菱HCキャピタル株式会社(以下「三菱HCキャピタル」)傘下のアメリカ合衆国(以下「米国」)法人JSA International U.S. Holdings, LLC(以下「JSA」)との間で、融資金額1,200百万米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社三菱UFJ銀行との協調融資により実施するもので、協調融資総額は2,000百万米ドルです。
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本件は、JSAが実施する航空機リース事業に必要な航空機の購入資金を融資するものです。
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JSAは、米国に主要拠点を置く業界大手の航空機リース会社です。三菱HCキャピタルは、同事業を今後も持続的な成長が見込まれる注力分野として位置付けており、2013年1月にJSAの親会社である英領ケイマン諸島法人JSA International Holdings, L.P.を完全子会社化しました*1。JSAでは、燃費性能に優れる次世代型航空機への入れ替えによる保有・管理機体数の拡大を通じて、同社の航空機リース業界における競争優位性を確保し、収益機会の拡大を図っています。本融資は、こうしたJSAの取り組みを金融面から支援するものであり、日本の航空機リース事業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携しつつ、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
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JBICは、英領ケイマン諸島法人JSA International Holdings L.P.の買収資金の一部を融資しています。詳細は2013年3月26日付プレスリリース(※三菱UFJリース株式会社は、2021年4月に日立キャピタル株式会社と合併し、三菱HCキャピタルに商号を変更)をご参照ください。