- 地域: アジア
- 一般製造業・サービス業
- 投資金融
-
株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:林 信光)は、30日、日本製鉄株式会社(以下「日本製鉄」)とルクセンブルク大公国法人ArcelorMittal S.A.(以下「AM」)の合弁会社であるルクセンブルク大公国法人AMNS Luxembourg Holding S.A.(以下「AMLH」)との間で、融資金額3,000百万米ドルを限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社三菱UFJ銀行、株式会社三井住友銀行、三井住友信託銀行株式会社、株式会社みずほ銀行及び欧州みずほ銀行との協調融資により実施するもので、協調融資総額は5,000百万米ドルです。
-
インドの鉄鋼市場は、経済成長と人口増により着実な成長が見込まれており、インド政府の国内産業保護政策「Make in India」政策に基づく鉄鋼製品の自国内生産も進展しています。日本製鉄は、粗鋼生産量インド第5位(2021年)のAM/NS Indiaを通じて、インド鉄鋼業界の一員として「Make in India」に貢献しながら、拡大するインドの鉄鋼需要を中長期的に取り込むことを目指しています。本融資はこうした日本製鉄の海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
-
JBICは今後も、日本の公的金融機関として、民間金融機関と連携しつつ、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じて、日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
- *1
日本製鉄とAMは2019年12月にインド法人Essar Steel India Limitedを共同買収後、AM/NS Indiaへと社名を変更しました。2020年3月17日付プレスリリースをご参照ください。
- *2
鉄鉱石から銑鉄をつくる製銑から製鋼、圧延、加工までを一貫して行うことのできる製鉄所です。