- 地域: 中南米
- 一般製造業・サービス業
- 投資金融
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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:前田 匡史)は、今般*1、シークス株式会社(以下「シークス」)のメキシコ合衆国(以下「メキシコ」)法人SIIX EMS MÉXICO, S. DE R.L. DE C.V.(以下「SEM SRL」)との間で、融資金額30百万米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社三井住友銀行との協調融資により実施するものであり、協調融資総額は50百万米ドルです。
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本件は、SEM SRLが実施する車載機器向け電子基板の受託製造・販売事業に必要な資金を融資するものです。なお、SEM SRLに対しては、シークスの米国子会社を通じて、2014年3月に設立資金を融資*2しています。
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シークスは、電子機器受託製造サービス(EMS)の国内最大手であり、世界15カ国に25カ所の拠点を有しています。近年、メキシコに進出する日系企業等では車載関連機器の電装化、EV化に関連したアウトソースニーズにEMS活用の動きが高まっているところ、シークスは車載向けエクステリア用基板実装ラインの増設を決定しました。本融資は、こうしたシークスの海外事業展開を支援することで、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、様々な金融手法を活用した案件形成やリスクテイク機能等を通じ、日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
注釈
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2014年3月31日付けプレスリリースをご参照ください。