ベトナム社会主義共和国において日本企業が実施する金型及びプラスチック成形品の製造・販売事業に対する融資
中堅・中小企業の海外事業展開を地域金融機関と連携して支援

• 地域: アジア
• 一般製造業・サービス業
• 中堅・中小企業
• 投資金融

1. 株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：前田 匡史）は、27日、テクノグローバル株式会社（本社：大阪府、代表取締役：髙田 弘之、以下「テクノグローバル」）のベトナム社会主義共和国（以下「ベトナム」）法人TECHNO GLOBAL VIETNAM CO., LTD.（以下「TGV」）との間で、融資金額300千米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社関西みらい銀行との協調融資により実施するものであり、協調融資総額は450千米ドル相当です。
     
2. 本件は、TGVがベトナムのロンアン省において行う金型及びプラスチック成形品の製造・販売事業を実施するために必要な資金を融資するものです。同社向けの融資としては、2019年9月^*1に続くものです。
     
3. テクノグローバルは、2006年設立の金型及びプラスチック成形品の製造・販売を行う中小企業です。同社は、金型の設計・製造、射出成型、組立までを一貫して提供できることを強みとしています。ベトナムにおける堅調な経済成長に伴い、今後も日用雑貨及び化粧品・医薬品容器等に用いられるプラスチック成形品の需要拡大が見込まれる中、2014年にTGVを設立し、事業拡大を企図しています。本融資は、こうしたテクノグローバルの海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
     
4. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、地域金融機関と連携しつつ、東南アジア等の成長市場において、中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
     

注釈

1. *1 
   2019年9月27日付プレスリリースをご参照ください。