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株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:林 信光)は、7日、インドの政府系金融機関であるPower Finance Corporation Ltd.(以下「PFC」)との間で、総額300億円(うちJBIC融資分180億円)を限度とするクレジットライン設定のための一般協定を締結しました。
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本クレジットラインは、地球環境保全業務(通称「GREEN」)*1の下で、インドにおける再生可能エネルギー事業及び省エネルギー発電・熱供給事業に必要な資金をPFCを通じて融資するものです。
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インドでは、電源構成に占める石炭火力発電の割合が高く、大気汚染が深刻化しています。こうした状況を踏まえ、インド政府は環境規制の強化に加え、国家電力計画において、2027年までに再生可能エネルギー発電を国内の設備容量の4割強まで導入する目標を発表するなど、電力の安定供給と大気汚染改善の両立を図っています。PFCは、同国電力セクター向け融資において約25%の市場シェアを有し、インド政府が掲げる電力政策を実現する機関として重要な位置づけにあります。本件は、インド政府の進める地球環境保全目的に資する取り組みを支援するものです。
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JBICは今後も、日本の公的金融機関として、こうした各国の政府系金融機関とも連携しつつ、様々な金融手法を活用した案件形成や、リスクテイク機能等を通じて、地球環境保全等の持続可能な発展に向けた取り組みを金融面から支援していきます。
注釈
- *1
2018年7月2日付お知らせをご参照ください。