タイ王国において日本企業が実施する業務用自動車向けバックミラー等の製造・販売事業に対する融資
中堅・中小企業の海外事業展開を現地通貨建てファイナンスを活用して支援

• 地域: アジア
• 一般製造業・サービス業
• 中堅・中小企業
• 投資金融

1. 株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：林 信光）は、22日、大東プレス工業株式会社（本社：大阪府、代表取締役社長：中牟田 昌彦、以下「大東プレス工業」）のタイ王国（以下「タイ」）法人DAITO LARGE MIRROR (THAILAND) CO., LTD.（以下「DLM」）との間で、融資金額15百万タイ・バーツ（JBIC分）を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社関西みらい銀行との協調融資により実施するものであり、協調融資総額は約22百万タイ・バーツ相当です。
     
2. 本件は、DLMが業務用自動車向けバックミラー等の製造・販売事業を行うために必要な資金を融資するもので、同社向けの融資としては、2021年5月^*1の融資に続くものです。
     
3. 大東プレス工業は、1937年に創業された中小企業であり、主に業務用自動車向けバックミラーの製造・販売を手掛け、企画・開発・設計・製造を一貫して手がけることを強みに事業拡大を行っています。2012年には、主要取引先のタイ進出に伴いDLMを設立し、さらなる事業展開を行ってきました。本融資は、こうした大東プレス工業の海外事業展開をタイ・バーツ建て融資にて支援することで、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
     
4. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、地域金融機関と連携しつつ、こうした現地通貨建て資金ニーズへの対応を含め、タイ等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
     

注釈

1. *1 
   2021年5月31日付プレスリリースをご参照ください。