タイ王国において日本企業が実施する金属部品等の製造・販売事業に対するタイ・バーツ建て融資
中堅・中小企業の海外事業展開を現地通貨建てファイナンスを活用して支援

• 地域: アジア
• 一般製造業・サービス業
• 中堅・中小企業
• 投資金融

1. 株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：林 信光）は、26日、株式会社テンキング（本社：大阪府、代表取締役社長：金星 章大、以下「テンキング」）のタイ王国（以下「タイ」）法人TENKING（THAILAND） CO., LTD.（以下「TET」）との間で、融資金額8百万タイ・バーツ(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社関西みらい銀行との協調により実施するものです。
     
2. 本件は、TETがタイにおいて実施する金属部品等の製造・販売事業に必要な資金を現地通貨建てで融資するものです。同社向けの融資としては、2021年3月^*1に続くものです。
     
3. テンキングは、1970年の設立以来、金属部品等の製造・販売事業を行う中小企業であり、生産拠点のグローバル化を図るため、1994年にTETを設立しました。同社は、TETを通じて、デジタルカメラ、自動車、半導体等向けに加工精度の高い金属部品等を生産しています。本融資は、こうした同社の海外事業に必要な資金を供給することで、海外における事業展開を支援し、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
     
4. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、地域金融機関と連携しつつ、こうした現地通貨建て資金ニーズへの対応を含め、タイ等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
     

注釈

1. *1 
   2021年3月26日付プレスリリースをご参照ください。