タイ王国において日本企業が実施する特殊鋼の加工・販売事業に対するタイ・バーツ建て融資
中堅・中小企業の海外事業展開を現地通貨建てファイナンスを活用して支援

• 地域: アジア
• 一般製造業・サービス業
• 中堅・中小企業
• 投資金融

1. 株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：林 信光）は、本日、株式会社天彦産業（本社：大阪府、代表取締役社長：樋口 威彦、以下「天彦産業」）のタイ王国（以下「タイ」）法人TENHIKO INDUSTRIAL （THAILAND） CO., LTD.（以下「TIT」）との間で、融資金額10百万タイ・バーツ(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社滋賀銀行との協調融資により実施するもので、協調融資総額は約14百万タイ・バーツ相当です。
     
2. 本件は、TITがタイにおいて実施する特殊鋼の加工・販売事業に必要な資金を現地通貨建てで融資するものです。同社向けの融資としては、2019年9月に続くものです。
     
3. 天彦産業は、1875年創業の特殊鋼等を加工・販売する中小企業で、2008年にTITを設立しました。TITは、タイに進出している日系部品メーカー等向けに、特殊鋼等の鋼材を供給しています。本融資は、こうした天彦産業の海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。
     
4. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、地域金融機関と連携しつつ、こうした現地通貨建て資金ニーズへの対応を含め、東南アジア等の成長市場における中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
     

注釈

1. *1 
   2019年9月12日付プレスリリースをご参照ください。