伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社がインドで実施するコイルセンター事業に対する融資
日本企業による海外事業展開を現地通貨建てで支援

• 地域: アジア
• 一般製造業・サービス業
• 投資金融

1. 株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：林 信光）は、26日、伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社（以下「MISI」）が出資するインド法人JSW MI STEEL SERVICE CENTER PRIVATE LIMITED（以下「JSW MI」）^*1との間で、融資金額約349百万インドルピー（JBIC分）を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社三井住友銀行との協調融資により実施するもので、協調融資総額は約599百万インドルピーです。
     
2. 本件は、JSW MIがインド北部ハリアナ州において実施するコイルセンター（鋼材流通加工基地）事業に必要な資金を融資するものです。
     
3. インドでは、経済成長に伴い自動車や家電製品の国内販売が拡大しており、鋼材のニーズが高まっています。特にJSW MIの主要取引先である本邦自動車メーカー等のインド進出が加速する中、JSW MIは高品質な鉄鋼製品の加工能力の強化や流通・加工網の拡大を目指しています。本融資は、こうしたJSW MIの海外事業展開を支援することで、日本の産業の国際競争力の維持・向上に貢献するものです。
     
4. JBICは今後も、日本の公的金融機関として、こうした現地通貨建て資金ニーズへの対応等を通じ、インド等の成長市場における日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。
     

注釈

1. *1 
   JSWMI はMISIとインド大手民間製鉄会社であるJSW Steel Limitedとの合弁企業です。