- 地域: 北米
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- 株式会社国際協力銀行（JBIC、総裁：林 信光）は、本日、冨士発條株式会社（本社：兵庫県、代表取締役：藤井 啓、以下「冨士発條」）との間で、融資金額19,700千米ドル(JBIC分)を限度とする貸付契約を締結しました。本融資は、株式会社三井住友銀行、株式会社三菱UFJ銀行、但馬信用金庫、株式会社山陰合同銀行、株式会社みなと銀行及び株式会社商工組合中央金庫との協調融資により実施するものであり、協調融資総額は28,515千米ドル相当です。
- 本件は、冨士発條のアメリカ合衆国（以下「米国」）法人FUJIHATSU & TOYOTSU Battery Components, North Carolina LLC（以下「FTBC」）が実施する車載用リチウムイオンバッテリーに用いる角型セルケース及びガス排出弁付きセルカバーの製造・販売事業に必要な資金を融資するものです。
- 冨士発條は兵庫県内で自動車バッテリー向けを主体とした精密プレス部品の製造・販売事業を行う中小企業です。世界的な電気自動車の需要の増加を背景に、電気自動車の製造に必要となる車載用のリチウムイオンバッテリーの需要拡大が見込まれる中、冨士発條は米国ノースカロライナ州にFTBCを設立し、電気自動車等向けのリチウムイオンバッテリーに用いる角型セルケース及びガス排出弁付きセルカバーの製造・販売事業を行うことを計画しています。本融資は、こうした冨士発條の海外事業展開への支援を通じて、日本の産業の国際競争力の維持及び向上に貢献するものです。また、本件事業を通じ、電気自動車が広く世界に普及することは、地球温暖化防止等の地球環境の保全にも資することが期待されます。
- JBICは今後も、日本の公的金融機関として、中堅・中小企業を含む日本企業の海外事業展開を金融面から支援していきます。